子どもの医療費無料ランキング【全国版2025年最新】18歳まで無料の自治体はどこ?
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子どもの医療費助成制度は、住む自治体によって「18歳まで完全無料」から「就学前のみ」まで天と地の差がある。2025年現在、全国の市区町村が競い合うように医療費助成を拡充しており、転居・移住先の選択が子育て家計に与えるインパクトは年間で数十万円にのぼる。このページでは全国の子ども医療費助成を徹底比較し、最もお得な自治体をランキング形式で解説する。
子ども医療費助成制度とは
子ども医療費助成制度(こども医療費助成)は、0歳から中学生・高校生・大学生まで(自治体により異なる)の子どもが医療機関を受診した際の医療費の全部または一部を自治体が負担する制度だ。
国の制度(マル子・義務教育就学児医療費助成)
国は都道府県に対して、義務教育就学児(小学生・中学生)の医療費助成に補助金を出している。ただし補助の程度は都道府県ごとに異なり、市区町村がさらに上乗せするかどうかも自治体次第だ。
| 制度区分 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 国の補助 | 義務教育就学児 | 都道府県に補助金支出 |
| 都道府県制度 | 各都道府県が設定 | 自己負担・所得制限など様々 |
| 市区町村制度 | 各市区町村が設定 | 国・都道府県への上乗せ |
助成の違いが生む家計差
子ども1人あたりの年間医療費(平均)は概ね5〜10万円程度。そのうち3割が自己負担(健康保険適用の場合)となるため、助成がない場合の年間負担は1.5〜3万円程度になる。
18歳まで完全無料の自治体と就学前のみ助成の自治体では、子ども1人あたり小・中・高校の12年間で最大36万〜60万円以上の差が生まれる計算だ。
全国の子ども医療費助成 対象年齢ランキング
Sランク:18歳(高校生)まで完全無料(所得制限なし)
最も手厚い自治体は「18歳まで・所得制限なし・自己負担なし」の3条件を満たしている。
全国で18歳まで完全無料を実現している主な自治体(2025年)
| 都道府県 | 自治体 | 対象年齢 | 所得制限 | 自己負担 |
|---|---|---|---|---|
| 東京都 | 23区全区 | 18歳(高3年度末) | なし | なし |
| 東京都 | 多摩26市 | 18歳(高3年度末) | なし | なし |
| 兵庫県 | 明石市 | 18歳 | なし | なし |
| 兵庫県 | 芦屋市 | 18歳 | なし | なし |
| 兵庫県 | 西宮市 | 18歳 | なし | なし |
| 大阪府 | 豊中市 | 18歳 | なし | なし |
| 大阪府 | 吹田市 | 18歳 | なし | なし |
| 大阪府 | 枚方市 | 18歳 | なし | なし |
| 愛知県 | 豊田市 | 18歳 | なし | なし |
| 愛知県 | 長久手市 | 18歳 | なし | なし |
| 神奈川県 | 大和市 | 18歳 | なし | なし |
| 神奈川県 | 座間市 | 18歳 | なし | なし |
| 埼玉県 | 戸田市 | 18歳 | なし | なし |
| 埼玉県 | 和光市 | 18歳 | なし | なし |
| 千葉県 | 流山市 | 18歳 | なし | なし |
| 福岡県 | 春日市 | 18歳 | なし | なし |
| 福岡県 | 大野城市 | 18歳 | なし | なし |
| 宮城県 | 仙台市 | 18歳 | なし | 一部のみ |
| 岡山県 | 奈義町 | 18歳 | なし | なし |
| 多数の過疎地域 | 各町村 | 18歳 | なし | なし |
Aランク:中学校卒業まで(所得制限なし)
| 都道府県 | 代表的な自治体 | 自己負担 |
|---|---|---|
| 大阪府 | 大阪市・堺市・東大阪市 | 無料〜一部 |
| 愛知県 | 名古屋市・岡崎市・一宮市 | 無料〜一部 |
| 福岡県 | 福岡市・久留米市・北九州市 | 一部あり |
| 北海道 | 札幌市・旭川市 | 一部あり |
| 宮城県 | 多くの市町村 | 一部あり |
Bランク:小学校卒業まで(所得制限なし)
| 都道府県 | 代表的な状況 |
|---|---|
| 多くの市町村 | 就学前から小学校まで無料が標準 |
Cランク:就学前のみ(6歳まで)
財政規模の小さい自治体や、制度整備が遅れている自治体で見られるが、2025年現在は少数派になりつつある。
都道府県別ランキング
各都道府県の子ども医療費助成水準をS〜Cでランキングした。
| ランク | 都道府県 | 対象年齢(標準) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| S | 東京都 | 18歳まで無料 | 全区市で18歳まで無料・所得制限なし |
| S | 兵庫県 | 主要市が18歳 | 明石市・芦屋市・西宮市等が先進的 |
| S | 愛知県 | 主要市が18歳 | 豊田市・長久手市等が充実 |
| A | 大阪府 | 中学まで無料が多数 | 主要市が中学まで。高校は市による |
| A | 福岡県 | 中学まで多数 | 春日市・大野城市が18歳まで無料 |
| A | 神奈川県 | 中学〜18歳 | 市により差あり |
| A | 埼玉県 | 中学〜18歳 | 市により差あり |
| A | 千葉県 | 中学〜18歳 | 市により差あり |
| A | 北海道 | 中学まで | 旭川市・函館市等が中学まで |
| A | 宮城県 | 中学〜18歳 | 仙台市が18歳まで |
| A | 広島県 | 中学〜18歳 | 東広島市・廿日市市が18歳まで |
| B | 静岡県 | 中学まで多数 | 磐田市・掛川市等が18歳まで |
| B | 京都府 | 中学まで多数 | 精華町・京丹後市等が18歳まで |
| B | 奈良県 | 中学まで多数 | 東吉野村等が18歳まで |
| B | 長野県 | 中学まで多数 | 安曇野市・大町市等が18歳まで |
| B | 新潟県 | 中学まで多数 | 南魚沼市等が18歳まで |
| B | 石川県 | 中学まで | 加賀市・能美市等が18歳まで |
| B | 岡山県 | 中学まで多数 | 奈義町・西粟倉村が18歳まで |
| C | その他多数 | 就学前〜小学校 | 中山間・離島は逆に18歳まで無料多数 |
注: 過疎・中山間地域の町村は財政構造上、逆にSランク(18歳まで無料)が多い傾向がある。
東京都の子ども医療費助成(最強クラス)
東京都は2013年から段階的に医療費助成を拡充し、2024年現在、都内全区市町村で高校生(18歳年度末)まで医療費が完全無料となっている。所得制限もなく、自己負担なしで受診できる。
東京都の医療費節約シミュレーション(18歳まで無料の場合)
| 子ども数 | 年間節約額(推定) | 0〜18歳累計 |
|---|---|---|
| 1人 | 約1.5〜3万円 | 約27〜54万円 |
| 2人 | 約3〜6万円 | 約54〜108万円 |
| 3人 | 約4.5〜9万円 | 約81〜162万円 |
これに給食費無料(小・中9年間で約50万円)を加算すると、子ども1人あたり生涯で80〜100万円以上の受益になる。
明石市(兵庫県)の子ども医療費助成
兵庫県明石市は「5つの無料化」の一つとして、18歳まで医療費完全無料を実現している。所得制限なし・自己負担なしで、都市部では全国トップクラスの制度だ。
| 制度内容 | 明石市 | 全国平均的な市 |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 18歳まで | 中学校まで |
| 所得制限 | なし | ある市が多い |
| 自己負担 | なし | 一部あり |
| 月額節約(1回受診) | 600〜3,000円 | 0〜3,000円 |
豊田市(愛知県)の子ども医療費助成
愛知県豊田市はトヨタ関連の固定資産税収入で財政が豊かで、18歳まで医療費完全無料を実現している。名古屋都市圏の中では突出した水準だ。
子ども医療費助成で節約できる金額の試算
子どもの医療受診は乳幼児期に集中し、その後も風邪・成長に関連した受診が続く。一般的な受診パターンと医療費助成の効果を試算すると以下のようになる。
子ども1人あたりの推定医療費(0〜18歳)
| 年齢区分 | 年間推定医療費 | 自己負担(3割) | 助成なし負担 |
|---|---|---|---|
| 0〜2歳 | 約12〜20万円 | 3.6〜6万円 | 3.6〜6万円 |
| 3〜5歳 | 約8〜15万円 | 2.4〜4.5万円 | 2.4〜4.5万円 |
| 6〜11歳(小学生) | 約5〜10万円 | 1.5〜3万円 | 1.5〜3万円 |
| 12〜14歳(中学生) | 約4〜8万円 | 1.2〜2.4万円 | 1.2〜2.4万円 |
| 15〜18歳(高校生) | 約4〜8万円 | 1.2〜2.4万円 | 1.2〜2.4万円 |
| 合計(0〜18歳) | 約33〜61万円 | 9.9〜18.3万円 | 9.9〜18.3万円 |
18歳まで完全無料の自治体 vs 就学前のみの自治体
| 条件 | 0〜18歳の節約額(1人) |
|---|---|
| 18歳まで完全無料 | 約10〜18万円 |
| 中学まで無料 | 約7〜13万円 |
| 小学校まで無料 | 約5〜9万円 |
| 就学前のみ無料 | 約4〜6万円 |
18歳まで無料の自治体と就学前のみの自治体では、子ども1人で約4〜12万円の差が生まれる。子ども2人なら2倍、3人なら3倍の差だ。
所得制限の有無による実質的な差
医療費助成に所得制限がある場合、高所得世帯は制度の対象外になる。共働きで世帯年収が高めの家庭は、所得制限なしの自治体を選ぶことが重要だ。
| 世帯年収 | 所得制限ありの場合 | 所得制限なしの場合 |
|---|---|---|
| 〜400万円 | 対象(無料) | 対象(無料) |
| 400〜700万円 | 対象・一部自治体は対象外 | 対象(無料) |
| 700〜1000万円 | 多くの自治体で対象外 | 対象(無料) |
| 1000万円〜 | 対象外が多い | 対象(無料) |
所得制限がある自治体では、共働き夫婦(合算年収700〜900万円以上)が対象外になるケースが多い。
子ども医療費助成の申請方法
一般的な申請フロー
Step 1: 転入届の提出 市区町村役場に転入届を提出。この時点で子どもの情報も届け出る。
Step 2: 医療費助成の申請 多くの自治体では転入届と同時または直後に、子ども医療費助成の申請を行う。
- 申請窓口:子育て支援課・こども家庭センター・市民課等
- 必要書類:健康保険証・申請者の本人確認書類・子どもの住民票等
Step 3: 医療証・受給者証の受け取り 申請後1〜2週間程度で「医療証」または「受給者証」が発行される。医療機関の受診時にこれを提示する。
Step 4: 医療機関での提示 診察時に健康保険証と医療証を一緒に提示することで、自己負担分が助成される。
マイナンバーカード対応の拡大
2025年以降、マイナンバーカードと医療証を紐づけることで、カード1枚で受診できる自治体が増えている。転入時に確認しておくと便利。
子ども医療費助成Q&A
Q. 転入してすぐ医療証はもらえる? A. 申請から発行まで1〜2週間かかることが多い。転入直後に受診が必要な場合は、窓口で「医療費助成の対象であること」を説明し、後日精算できる場合がある。自治体に確認を。
Q. 医療証がなくても助成は受けられる? A. 原則として医療証が必要。ただし紛失・未受領の場合は、後日申請で差額を返還してもらえる自治体もある。
Q. 歯科・眼科・整形外科も対象? A. 健康保険が適用される診療であれば、科目を問わず対象。歯科(虫歯治療・矯正の保険適用部分)・眼科・整形外科も含まれる。ただし保険適用外(美容目的等)は対象外。
Q. 入院費も助成される? A. 多くの自治体で入院費も助成対象。ただし差額ベッド代・食事代(標準負担額)は対象外が多い。
Q. 他の都道府県の自治体に転院した場合は? A. 医療費助成は居住自治体の制度が適用される。他の都道府県の病院で受診した場合は、一旦窓口で全額支払い、後日居住自治体に申請して返還してもらう(償還払い)方式が多い。
Q. 親の転勤で年度途中に転居した場合は? A. 転居先の自治体に転入届を出し、改めて医療費助成を申請する。元の自治体の医療証は返却が必要。
Q. 子どもが大学生になっても助成される? A. 18歳(高3年度末)まで対象の自治体でも、大学入学後(通常18〜19歳)は対象外になることが多い。一部の先進的な自治体では20歳以上まで対象を拡大しているが少数派。
都市部 vs 農村部の医療費助成比較
「農村は医療が不便」というイメージがあるが、医療費助成制度に関しては農村・過疎地域が都市部を上回るケースが多い。
| 比較軸 | 都市部(政令市等) | 農村・過疎地域 |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 中学〜18歳が多い | 18歳以上が多い |
| 所得制限 | ある市も多い | ない町村が多い |
| 自己負担 | 一部あり | なしが多い |
| 医療機関まで | 近い | 遠い(車30分〜) |
過疎地域では「医療機関まで遠いからこそ、かかった時の費用を完全にカバーする」という思想で18歳まで無料にしているケースが多い。都市の利便性と農村の制度充実を天秤にかけた選択が必要だ。
医療費助成が特に手厚い自治体 ピックアップ
都市部で18歳まで無料(生活利便性と両立)
| 自治体 | 県 | 特徴 |
|---|---|---|
| 明石市 | 兵庫 | 5つの無料化・大阪35分 |
| 豊中市 | 大阪 | 梅田15分・住みやすさトップ |
| 豊田市 | 愛知 | トヨタ城下町・財政豊か |
| 春日市 | 福岡 | 博多15分・全国トップ評価 |
| 大野城市 | 福岡 | 博多15分・全国トップ評価 |
| 長久手市 | 愛知 | 名古屋東部・新興都市 |
| 流山市 | 千葉 | TXで秋葉原30分・急成長 |
農山漁村で突出した制度(移住向き)
| 自治体 | 県 | 対象 |
|---|---|---|
| 奈義町 | 岡山 | 18歳まで無料 |
| 邑南町 | 島根 | 18歳まで無料 |
| 川場村 | 群馬 | 18歳まで無料 |
| 嬬恋村 | 群馬 | 18歳まで無料 |
| 糸島市 | 福岡 | 18歳まで無料 |
| 東吉野村 | 奈良 | 18歳まで無料 |
| 西粟倉村 | 岡山 | 18歳まで無料 |
ケース別おすすめ自治体
共働き・高所得世帯なら: 所得制限なしの自治体を選ぶことが最重要。東京都(全区市)・明石市・豊田市・豊中市など。
子どもが3人以上なら: 医療費助成と給食費無料が重複する自治体が最もお得。東京都内・明石市・豊田市・奈義町など。
テレワーク移住なら: 農山村の18歳まで完全無料制度と低家賃を組み合わせると、都市部より生涯の子育てコストが大幅に低下する。
首都圏在住・転居なし: 東京都(すでに18歳まで無料)またはさいたま市・横浜市(中学まで)は標準的。さらに良い環境を求めるなら流山市・戸田市など郊外市が選択肢。
まとめ:子ども医療費助成で選ぶ住まい
子どもの医療費助成は「対象年齢」「所得制限の有無」「自己負担の有無」の3点で自治体間の差が大きい。子ども1人あたり0〜18歳で最大10〜18万円の差があり、3人の子どもを持つ家庭では30〜54万円以上の違いが出る。
この金額を見れば、住む場所の選択が子育て家計に与える影響がいかに大きいかがわかる。給食費(9年間で約50万円/人)と合わせると、最も充実した自治体と最低レベルの自治体では子ども1人で60〜70万円以上の生涯コスト差が生まれる。
住まいを選ぶ際は、家賃・通勤利便性だけでなく、給食費・医療費助成・保育料を含めた「総合子育てコスト」で比較することを強くおすすめする。
参考情報
- 厚生労働省「子どもの医療費助成に関する実態調査」(2024年)
- 各都道府県・市区町村公式ウェブサイト(2025年調査)
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