出産祝い金ランキング【全国版2025年最新】最大200万円の自治体はどこ?
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全国の自治体が競い合うように出産祝い金(出産給付金)を引き上げている。2025年現在、100万円を超える出産祝い金を支給する自治体が続出しており、子どもを産む場所・住む場所の選択が家計に与えるインパクトは計り知れない。このページでは全国の出産祝い金ランキングを徹底的に調査・比較する。
出産祝い金ランキング トップ20(2025年最新)
第1位〜第5位(100万円以上)
| 順位 | 自治体 | 都道府県 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 東吉野村 | 奈良県 | 100万円 | 100万円 | 200万円 | 人口約1,200人の山間村 |
| 2位 | 西粟倉村 | 岡山県 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 林業・移住モデル村 |
| 3位 | 神河町 | 兵庫県 | 50万円 | 100万円 | 150万円 | 兵庫県内最高水準 |
| 4位 | 奥出雲町 | 島根県 | 50万円 | 100万円 | 150万円 | 鉄の里・奥出雲 |
| 5位 | 七宗町 | 岐阜県 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 飛騨川沿い山間 |
第6位〜第10位(50万円以上)
| 順位 | 自治体 | 都道府県 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 人口 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6位 | 鳥取県日南町 | 鳥取県 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 約3,400人 |
| 7位 | 島根県飯南町 | 島根県 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 約4,600人 |
| 8位 | 岡山県新庄村 | 岡山県 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 約900人 |
| 9位 | 高知県大豊町 | 高知県 | 30万円 | 50万円 | 80万円 | 約3,000人 |
| 10位 | 島根県美郷町 | 島根県 | 30万円 | 50万円 | 80万円 | 約4,400人 |
第11位〜第20位(30万円以上)
| 順位 | 自治体 | 都道府県 | 第3子以降 | 人口規模 |
|---|---|---|---|---|
| 11位 | 北海道大樹町 | 北海道 | 50万円 | 約5,800人 |
| 12位 | 熊本県球磨村 | 熊本県 | 50万円 | 約3,600人 |
| 13位 | 宮崎県諸塚村 | 宮崎県 | 50万円 | 約1,700人 |
| 14位 | 長野県根羽村 | 長野県 | 50万円 | 約900人 |
| 15位 | 島根県邑南町 | 島根県 | 50万円 | 約11,000人 |
| 16位 | 鳥取県智頭町 | 鳥取県 | 50万円 | 約6,400人 |
| 17位 | 秋田県東成瀬村 | 秋田県 | 50万円 | 約2,600人 |
| 18位 | 高知県大川村 | 高知県 | 50万円 | 約400人(最小の村) |
| 19位 | 岩手県住田町 | 岩手県 | 40万円 | 約5,000人 |
| 20位 | 徳島県那賀町 | 徳島県 | 40万円 | 約8,000人 |
都道府県別ランキング(都市部・住みやすさ重視)
過疎地ではなく「住みやすい都市部」の中で出産祝い金が手厚い自治体を都道府県別に整理した。
関東
| 自治体 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 東京都檜原村 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 都内で最も手厚い村 |
| 神奈川県愛川町 | 5万円 | 10万円 | 20万円 | 相模原隣接 |
| 埼玉県ときがわ町 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 都内1時間圏内 |
| 千葉県長生村 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 外房エリア |
| 茨城県利根町 | 5万円 | 10万円 | 20万円 | 常磐線沿線 |
近畿
| 自治体 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 奈良県東吉野村 | 100万円 | 100万円 | 200万円 | 全国1位 |
| 兵庫県神河町 | 50万円 | 100万円 | 150万円 | 中播磨の山間 |
| 和歌山県那智勝浦町 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 熊野古道の玄関 |
| 京都府南丹市 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 丹波の中心 |
| 滋賀県多賀町 | 5万円 | 10万円 | 20万円 | 多賀大社の町 |
中国・四国
| 自治体 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 岡山県西粟倉村 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 林業・サテライトオフィス |
| 島根県奥出雲町 | 50万円 | 100万円 | 150万円 | 鉄の里 |
| 鳥取県日南町 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 錦鯉の産地 |
| 高知県大豊町 | 30万円 | 50万円 | 80万円 | 日本最高齢村 |
| 徳島県那賀町 | 20万円 | 30万円 | 40万円 | 木頭ゆず産地 |
九州・沖縄
| 自治体 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 熊本県球磨村 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 球磨川沿い山間 |
| 宮崎県諸塚村 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 日本最小の町村の一つ |
| 鹿児島県三島村 | 30万円 | 50万円 | 50万円 | 離島(竹島・硫黄島等) |
| 沖縄県渡名喜村 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 人口約400人の離島 |
| 大分県姫島村 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 離島・渡り蝶の島 |
東北・北海道
| 自治体 | 第1子 | 第2子 | 第3子以降 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 秋田県東成瀬村 | 20万円 | 30万円 | 50万円 | 全国最少・人口約2,600人 |
| 岩手県住田町 | 10万円 | 20万円 | 40万円 | 岩手内陸部 |
| 北海道大樹町 | 10万円 | 30万円 | 50万円 | 宇宙産業誘致 |
| 青森県田子町 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | ニンニクの産地 |
| 山形県戸沢村 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 最上川舟下り |
国の制度と自治体の出産祝い金の違い
出産祝い金を理解するには、まず国の制度との違いを押さえることが重要だ。
| 制度 | 運営 | 金額 | 対象 | 所得制限 |
|---|---|---|---|---|
| 出産育児一時金 | 国(健康保険) | 一律50万円 | 全国民 | なし |
| 児童手当 | 国 | 月1〜1.5万円 | 0〜18歳 | 所得制限撤廃(2024年〜) |
| 出産祝い金(自治体) | 市区町村 | 数万〜200万円 | 居住者のみ | 自治体により異なる |
| 出産支援給付金(県) | 都道府県 | 数万円 | 各県在住者 | 自治体により異なる |
国の制度(出産育児一時金50万円)は全国共通だが、自治体の出産祝い金は住む場所で大きく変わる。最上位の自治体(東吉野村)では第3子で200万円もらえるため、国の一時金と合わせると250万円になる計算だ。
出産祝い金と他の制度の組み合わせ効果
出産祝い金が多い自治体は、他の子育て支援も充実しているケースが多い。総合的な「子育て費用削減額」を計算すると、さらに大きな差が出る。
奈良県東吉野村のケース(第3子)
| 支援内容 | 金額 |
|---|---|
| 出産育児一時金(国) | 50万円 |
| 出産祝い金(村) | 200万円 |
| 給食費無償化(9年間) | 約50万円 |
| 医療費無償化(18歳まで) | 約100万円 |
| 保育料無償化(3〜5歳国基準) | 約60万円 |
| 合計節約額 | 約460万円 |
これは一人の子どもについての試算。3人産む家庭では累計で数千万円規模の支援差が生まれる可能性がある。
岡山県西粟倉村のケース(第2子・テレワーク移住)
| 支援内容 | 金額 |
|---|---|
| 出産育児一時金(国) | 50万円 |
| 出産祝い金(村・第2子) | 100万円 |
| 移住支援金(テレワーク) | 100万円 |
| 家賃差額(東京比年間) | 120万円/年 |
| 給食費無償化(9年間) | 約50万円 |
| 5年間累計節約・給付合計 | 約900万円 |
テレワーカーが西粟倉村に移住して第2子を産んだ場合、5年間で約900万円の経済的メリットが試算できる。
じいじコメント:若い世代が稼ぎながら地方に移住して子どもを産む。お金の面で計算すれば地方移住の方が断然お得という時代になってきたな。都会に固執する理由が経済面では薄れてきてる。
主要都市の出産祝い金一覧
過疎地ではなく、政令指定都市・中核市クラスの主要都市における出産祝い金をまとめた。都市部では金額は少ないが、インフラや就業機会との兼ね合いで選ぶ世帯も多い。
| 都市 | 第1子 | 第2子 | 第3子 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 東京23区平均 | 数万円 | 数万円 | 数万円 | 区によって大差あり |
| 大阪市 | — | — | — | 給食費無料で補完 |
| 名古屋市 | — | — | — | 給食費・医療費で補完 |
| 横浜市 | — | — | — | 独自給付なし・医療費補完 |
| 福岡市 | 5万円 | 5万円 | 10万円 | 給食費無料で補完 |
| 仙台市 | — | — | — | 給食費・保育で補完 |
| 広島市 | — | — | — | 給食費・保育で補完 |
| 札幌市 | — | — | — | 給食費小学校無料で補完 |
政令指定都市では出産祝い金そのものは少ないまたはゼロが多いが、給食費無償化・医療費助成・保育料などの継続的支援で補完している場合が多い。
出産祝い金の申請方法・タイミング
出産祝い金の申請方法は自治体によって異なるが、共通する手続きフローを解説する。
Step 1: 居住確認 出産祝い金は「出生時または申請時に当該自治体に住民票があること」が基本条件。転入して間もない場合は居住期間要件(3ヶ月以上・6ヶ月以上など)があるケースも多いため、事前確認が必要。
Step 2: 出生届提出 出生後14日以内に市区町村役場へ出生届を提出。この手続きと同時に、または直後に出産祝い金の申請手続きを確認する。
Step 3: 申請書類の準備 一般的に必要な書類:
- 出産祝い金申請書(自治体所定書式)
- 母子健康手帳(出生記録のページ)
- 振込先口座が確認できるもの
- 申請者の本人確認書類
- 住民票(世帯全員のもの・3ヶ月以内)
Step 4: 申請窓口へ提出 多くの自治体では子育て支援課・こども課・保健センターが窓口。郵送申請やオンライン申請を受け付けている自治体も増えている。
Step 5: 給付 申請から1〜3ヶ月程度で指定口座に振込。金額の大きい自治体(100万円超)は分割払いや条件付き給付(居住継続要件等)のケースもある。
注意事項
- 申請期限が設けられている場合がある(出生後6ヶ月以内等)
- 居住継続要件(5年以上在住を条件に追加給付等)がある自治体も
- 第1子・第2子・第3子以降で申請書が別々の場合あり
出産祝い金が多い自治体の共通点
ランキング上位の自治体には共通した特徴がある。移住を検討する際の参考にしてほしい。
1. 人口規模が小さい(1万人未満) 財政規模は小さいが、子ども1人あたりの支援にリソースを集中できる。また、子どもが増えることの地域への影響が大きいため、投資インセンティブが高い。
2. 過疎・中山間地域が多い 地方創生の観点から、国の過疎地域交付金・地方創生交付金を活用して手厚い制度を設けているケースが多い。
3. 農林漁業が主産業 農業・林業・漁業のまちでは若い後継者を必要としており、子育て世帯の誘致に最も積極的。
4. テレワーク移住と相性が良い 近年、テレワーカーの受け入れと出産祝い金・移住支援金をセットにした「子育て移住パッケージ」を組む自治体が増えている。
移住を前提にした「子育て最強の自治体」ランキング
単純な出産祝い金の金額だけでなく、生活インフラ・交通・仕事環境も含めた総合評価で「移住を検討しやすい子育て最強自治体」を選定した。
農村・山間移住OK(テレワーク・農業)
| 自治体 | 出産祝い金 | 生活インフラ | 交通 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|
| 岡山県西粟倉村 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 島根県邑南町 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| 兵庫県神河町 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 北海道大樹町 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
地方都市移住(中核市・周辺市)
| 自治体 | 出産祝い金 | インフラ | 交通 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|
| 奈良県明石市(兵庫) | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 宮崎市 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 松山市 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 鹿児島市 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
よくある質問
Q. 出産祝い金は税金がかかる? A. 出産祝い金は原則として非課税(贈与税の対象外)。国税庁の見解では、社会政策的観点から自治体が支給する祝い金は原則として贈与税・所得税の課税対象外とされている。ただし金額や性質によって異なるケースもあるため、高額の場合は税理士に確認することを推奨。
Q. 転入前に妊娠していても出産祝い金はもらえる? A. 多くの自治体では「出生時に当該市区町村の住民票があること」が条件。転入前の妊娠でも、出産時に住民票があれば対象になることが多い。ただし居住継続要件(◯ヶ月以上の居住)を求める自治体もあるため事前確認が必要。
Q. 離婚後も受け取れる? A. 出産祝い金は一般的に「出産した(する)保護者」が申請者となる。離婚の有無は基本的に関係ないが、子どもの住民票の所在(どちらの親と住んでいるか)が関係する場合がある。
Q. 移住した直後に出産しても対象になる? A. 自治体によって異なる。転入後の居住期間要件がある場合(6ヶ月以上居住等)、直後の出産は対象外になることもある。移住のタイミングは妊娠前または妊娠初期が望ましい。
Q. 同じ子どもを複数の自治体に申請できる? A. できない。出産祝い金は一つの自治体からのみ受け取れる。転居した場合も、出生時の居住自治体からの受け取りが基本。
Q. 市区町村合併で制度が変わることはある? A. ある。合併により自治体の財政事情が変化した場合、出産祝い金制度が統合・廃止されることがある。移住前に最新の制度を必ず確認すること。
Q. 第3子以降の「カウント」はどう数える? A. 住民票上の「同一世帯の子ども」でカウントするのが一般的。死産・流産は通常カウントされないが、里子・養子はカウントされる場合がある。自治体ごとに定義が異なるため確認を。
出産祝い金で移住を選ぶ前に確認すべきこと
高額の出産祝い金は魅力的だが、移住先選びでは以下の点も必ずチェックしてほしい。
医療環境 産院・小児科・総合病院までのアクセスは子育て期間に重要。過疎地では近くに産婦人科がない場合も多く、出産自体を別の市町村で行うケースも珍しくない。
保育所・幼稚園 乳幼児期の保育サービスが確保できるか。定員が少ない、または遠い場合は仕事との両立が困難になる。
小・中学校の環境 少人数学級の良さもあるが、部活動・進学指導の充実度は都市部に劣ることが多い。高校進学時に下宿が必要になるケースも。
仕事・収入源 テレワーク以外の場合、現地での就業機会を事前に調べること。農林漁業への新規就農の場合は、研修期間(収入減少期)への備えが必要。
コミュニティ 小さな村では地域コミュニティへの参画が求められる場合がある。地域の文化・習慣との相性も事前に確認を。
ケース別おすすめ自治体
第1子だけが予定なら: 都市部(給食費無料+医療費助成の充実市)の方が生活の質が高い場合が多い。
2〜3人欲しい家族なら: 出産祝い金の差が累積して大きくなるため、第3子以降の高額給付自治体を本気で検討する価値がある。
テレワーカーなら: 岡山県西粟倉村・島根県邑南町・兵庫県神河町。テレワーク移住支援+出産祝い金+給食費無料のパッケージ。
農業・林業に興味があるなら: 出産祝い金高額の自治体の多くが農林業の後継者も求めている。就農支援+子育て支援のダブル活用が可能。
地方都市(中核市以上)に住みたいなら: 明石市・糸島市・宮崎市などが出産祝い金+生活インフラのバランス良好。
最終まとめ:出産祝い金で選ぶ住まい
出産祝い金ランキングの上位は過疎地が多いが、それを理由に諦めるのは早計だ。テレワーク・農業・林業などライフスタイルを変える覚悟があれば、子ども3人で国の一時金も含めて600万〜700万円以上の現金給付を受けられる自治体が存在する。
一方、都市部での子育てを選ぶなら、出産祝い金よりも給食費・医療費・保育料の無償化を重視した自治体選びが経済的に合理的だ。
大切なのは「出産祝い金単体」ではなく、生涯を通じた子育てコスト総額で比較すること。このサイトの自治体別ページで、各制度を組み合わせたシミュレーションができるので、ぜひ活用してほしい。
参考情報
- 各自治体の公式ウェブサイト(2025年4月調査時点)
- 総務省「過疎地域の指定状況」(2025年)
- 内閣府「少子化対策に関する市区町村の取組調査」(2024年)
引越しや住まい探しの際は、無料相談サービスも活用してみてください。
