まちくらべ編集部
各自治体の公式サイト・公的資料をもとに調査・執筆。編集方針
調査概要各自治体の公式サイトから2026年4月時点の公開情報を収集・整理
この記事のポイント
大事なところだけまとめたよ
沖縄県の主要5市(那覇市・沖縄市・浦添市・うるま市・宜野湾市)の子育て支援を比較した結果、保育環境と医療体制が最も充実する那覇市が総合1位です。沖縄県は全国で最も合計特殊出生率が高い県(2023年: 1.60)で、子どもの多い社会が特徴です。一方で待機児童問題や子どもの貧困率の高さが課題となっており、各市が保育施設の整備と経済支援に力を入れています。浦添市は那覇市に隣接しながら家賃が安く、子育て世帯の流入が続いています。
最終更新: 2026年4月9日


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5市の子育て支援を医療費助成・出産支援・保育環境・給食費支援・生活コストの5項目で比較しましました。
医療費助成は全市共通で◎です。
出産支援は全市共通で○です。
給食費支援は全市共通で○です。
評価基準
- 医療費助成: 対象年齢・自己負担・所得制限の有無で評価
- 出産支援: 国・県の制度に加え、市独自の祝い金・助成の有無で評価
- 保育環境: 待機児童数・保育施設の充実度・病児保育で評価
- 給食費支援: 無償化の範囲・所得制限の有無で評価
- 生活コスト: 家賃相場・物価水準で評価
医療費助成の比較
国・県・市の3階層を整理する
子どもの医療費助成は、国・沖縄県・各市の3階層で構成されています。
図表1国・県・市の3階層を整理する
| 階層 | 制度 | 内容 |
|---|---|---|
| 国 | 子ども医療費助成(国庫負担) | 未就学児の自己負担を2割に軽減 |
| 沖縄県 | 子ども医療費助成 | 通院・入院ともに中学3年まで県費補助(市町村と折半) |
| 各市 | 市独自の医療費助成 | 対象年齢・所得制限を市ごとに拡充 |

5市の医療費助成 一覧
対象年齢は全市共通で18歳年度末までです。
通院自己負担は全市共通で無料です。
入院自己負担は全市共通で無料です。
所得制限は全市共通でなしです。
図表25市の医療費助成 一覧
| 市 | 特記事項 |
|---|---|
| 那覇市 | 2024年4月から18歳に拡大 |
| 沖縄市 | 完全無料 |
| 浦添市 | 完全無料 |
| うるま市 | 完全無料 |
| 宜野湾市 | 完全無料 |


出産支援制度の比較
国・県・市の3階層
出産に関する支援も3階層で整理します。
図表3国・県・市の3階層
| 階層 | 制度 | 金額 |
|---|---|---|
| 国 | 出産育児一時金 | 50万円 |
| 国 | 出産・子育て応援交付金 | 10万円相当 |
| 沖縄県 | 県独自の出産祝い金 | なし(市町村に補助) |
| 各市 | 市独自の出産支援 | 市ごとに異なる |
5市の独自出産支援
独自出産祝い金は全市共通でなしです。
合計(国の制度含む)は全市共通で約60万円です。
図表45市の独自出産支援
| 市 | その他の独自支援 |
|---|---|
| 那覇市 | 産後ケア事業(宿泊型・デイサービス型) |
| 沖縄市 | 産後ケア事業 |
| 浦添市 | 産後ケア事業 |
| うるま市 | 産後ケア事業 |
| 宜野湾市 | 産後ケア事業 |
沖縄県の子どもの貧困対策
沖縄県は子どもの貧困率が全国平均を上回っており、県が30億円規模の基金を設置して対策を進めています。全5市で就学援助制度・子ども食堂支援・無料学習支援を実施しており、子育て世帯の経済的負担軽減に取り組んでいます。
保育環境の比較
5市の保育施設と待機児童
図表55市の保育施設と待機児童
認可保育施設数
- 那覇市約150か所
- 沖縄市約80か所
- 浦添市約55か所
- うるま市約60か所
- 宜野湾市約40か所
※ 表の数値をもとに編集部作成。「約」「最大」などの表記は元の表のとおりです。
| 市 | 認可保育施設数 | 待機児童数(2025年4月) | 病児保育施設 | 学童保育 |
|---|---|---|---|---|
| 那覇市 | 約150か所 | 15人 | 5か所 | 55か所 |
| 沖縄市 | 約80か所 | 10人 | 3か所 | 30か所 |
| 浦添市 | 約55か所 | 5人 | 2か所 | 20か所 |
| うるま市 | 約60か所 | 8人 | 2か所 | 25か所 |
| 宜野湾市 | 約40か所 | 3人 | 2か所 | 15か所 |
保育料の比較
3歳以上は国の無償化により無料です。0〜2歳児の最高月額はうるま市の約4.3万円から那覇市の約4.8万円まで。全5市とも第2子半額・第3子以降は所得制限なしで無料です。

給食費支援の比較
5市の学校給食費
無償化は全市共通でなしです。
補助制度は全市共通で就学援助ありです。
図表65市の学校給食費
小学校(月額)
- 那覇市約4,100円
- 沖縄市約3,900円
- 浦添市約4,000円
- うるま市約3,800円
- 宜野湾市約4,000円
※ 表の数値をもとに編集部作成。「約」「最大」などの表記は元の表のとおりです。
| 市 | 小学校(月額) | 中学校(月額) |
|---|---|---|
| 那覇市 | 約4,100円 | 約4,800円 |
| 沖縄市 | 約3,900円 | 約4,500円 |
| 浦添市 | 約4,000円 | 約4,600円 |
| うるま市 | 約3,800円 | 約4,400円 |
| 宜野湾市 | 約4,000円 | 約4,600円 |
生活コストの比較
家賃相場と交通事情
沖縄県は鉄道がゆいレール(那覇市〜浦添市)のみで、基本的に車社会です。
図表7家賃相場と交通事情
2LDK家賃相場
- 那覇市6.5万円
- 沖縄市5.0万円
- 浦添市5.8万円
- うるま市4.5万円
- 宜野湾市5.5万円
※ 表の数値をもとに編集部作成。「約」「最大」などの表記は元の表のとおりです。
| 市 | 2LDK家賃相場 | 3LDK家賃相場 | 那覇市中心部までの所要時間 | 交通手段 |
|---|---|---|---|---|
| 那覇市 | 6.5万円 | 8.0万円 | - | ゆいレール・バス |
| 沖縄市 | 5.0万円 | 6.2万円 | 車で約40分 | 車 |
| 浦添市 | 5.8万円 | 7.2万円 | 車で約15分・ゆいレール | ゆいレール延伸区間 |
| うるま市 | 4.5万円 | 5.5万円 | 車で約50分 | 車 |
| 宜野湾市 | 5.5万円 | 6.8万円 | 車で約20分 | 車・バス |
沖縄県は車社会で1世帯2台が一般的ですが、駐車場代は安く、ガソリンも沖縄振興特別措置法の軽減税率で本土より安い傾向です。一方、食料品は輸送コストの影響で本土より割高な点に注意が必要です。
ケース別おすすめの市
都市の利便性と保育を重視するなら → 那覇市
那覇市は保育施設数が約150か所と県内最多。ゆいレールでの通勤が可能で、車がなくても生活できるエリアがあります。ただし家賃は5市で最も高く、待機児童もゼロではない点に注意が必要です。
那覇市へのアクセスと家賃のバランスなら → 浦添市
浦添市は那覇市に隣接し、ゆいレール延伸で公共交通も改善。家賃は那覇市より1割ほど安く、保育施設も充実しています。那覇市で働きながら浦添市で子育てする世帯が増えています。
家賃を抑えてのびのび子育てするなら → うるま市
うるま市は2LDKで4.5万円と5市で最安。海に囲まれた自然豊かな環境で、のびのびとした子育てが可能です。ただし那覇市までは車で約50分かかるため、勤務先との距離を考慮する必要があります。
コンパクトな市で子育てするなら → 宜野湾市
宜野湾市は面積が小さく、市内の移動がコンパクト。待機児童も3人と5市で最少。那覇市まで車で約20分のアクセスで、家賃も5.5万円と手頃です。
まとめ
沖縄県の主要5市を比較した結果、保育環境と医療体制の充実度で那覇市が総合1位です。沖縄県は5市すべてで医療費が完全無料(18歳年度末まで・所得制限なし・自己負担ゼロ)です。
沖縄県の最大の特徴は全国最高水準の出生率です。子どもが多い社会だからこそ、第3子以降の保育料無料や就学援助制度が充実しています。一方で待機児童の解消と子どもの貧困対策が引き続きの課題です。移住を検討する場合は、車の維持費や食料品の輸送コストを含めた生活設計が重要です。
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出典一覧:
本記事の情報は2026年4月時点の各市公式サイトの情報に基づいています。制度の詳細は各市の公式サイトまたは窓口でご確認ください。
本記事の情報は2026年4月時点の各自治体公式サイトの情報に基づいています。制度は変更される場合があります。最新情報は各自治体の公式サイトまたは窓口でご確認ください。
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