まちくらべ編集部
各自治体の公式サイト・公的資料をもとに調査・執筆。編集方針
調査概要各自治体の公式サイトから2026年4月時点の公開情報を収集・整理
この記事のポイント
大事なところだけまとめたよ
愛媛県の県庁所在地・松山市(人口約50万人)は、2026年度から市立小・中学校の給食費を全額無償化しています。四国最大の都市であり、道後温泉や坂の上の雲で知られる松山市は、子育て支援にも積極的で、国の補助制度に愛媛県・市独自の予算を組み合わせて完全無償化を実現しました。近隣の今治市や新居浜市も同様の無償化を進めており、愛媛県全体として子育て世帯を支援する流れが加速しています。
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制度の概要
愛媛県は2025年度から段階的に給食費補助を拡充し、2026年度には市町村の無償化を全面的に後押しする制度を整備しました。松山市は県内最大の都市として、国の補助(月5,200円)に愛媛県補助・市独自予算を上乗せして中学校分も含めた完全無償化を実現しています。
松山市内の小学校は自校調理方式を多く採用しており、地元愛媛産の食材(愛媛のかんきつ類、宇和島の真鯛など)を使ったメニューが給食に登場します。地産地消の取り組みと給食費無償化が組み合わさり、子どもたちの食育環境が充実しています。
松山市の制度内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 市立小学校・中学校の全児童・生徒 |
| 対象範囲 | 主食・副食・牛乳を含む給食費の全額 |
| 実施時期 | 2026年4月から |
| 申請 | 不要(自動適用) |
| 私立学校 | 対象外 |
近隣自治体との比較
小学校給食費は全市共通で無料です。
図表1中学校給食費
中学校給食費
- 松山市無料
- 今治市無料
- 新居浜市無料
- 西条市5,000円/月
- 宇和島市無料
※ 表の数値をもとに編集部作成。「約」「最大」などの表記は元の表のとおりです。
| 自治体 | 中学校給食費 | 範囲 | 年間節約額 |
|---|---|---|---|
| 松山市 | 無料 | 全学年 | 約10.8万円 |
| 今治市 | 無料 | 全学年 | 約10.8万円 |
| 新居浜市 | 無料 | 全学年 | 約10.8万円 |
| 西条市 | 5,000円/月 | 小学校のみ | 約5.4万円 |
| 宇和島市 | 無料 | 全学年 | 約10.8万円 |

家計への影響
子ども1人(小中9年間)
- 小学校月額:4,500円 × 72ヶ月 ≒ 32.4万円
- 中学校月額:4,800円 × 36ヶ月 ≒ 17.3万円
- 合計節約:約49.7万円
2人兄弟の場合
- 年間最大節約:約10.8万円
- 18年間総節約:約97万円
3人家族で試算
- 小中が重なる時期:年間約16万円の節約
- この節約分を塾代に充てると、年間4〜5回の季節講習が賄える
申請の流れ
- 入学・転入時:学校から給食費無償化の案内が自動的に届く。
- アレルギー対応:入学前に学校へ相談。医師の診断書をもとに対応を決定。
- 転校時:転学届出後、新しい学校での給食費も自動適用。
- 年度途中転入:転入手続き翌日から適用。遡及適用は原則なし。
- 問い合わせ先:松山市教育委員会学校保健課(089-948-6983)
よくある質問
Q1. 愛媛大学附属学校(国立)に通う場合は無料になりますか?
愛媛大学教育学部附属小学校・中学校は国立のため、松山市の無償化制度の対象外。国立・私立学校に通う子どもの給食費は保護者負担となります。
Q2. アレルギー対応食(除去食・代替食)も無料ですか?
無償化の対象となります。アレルギー対応食であっても自己負担は発生しありません。ただし、重篤なアレルギーの場合は弁当持参を選択するケースもあります。
Q3. 松山市に転入後、すぐに給食費無償化は適用されますか?
転入届提出後、学校への在籍確認が完了した翌日から適用されます。通常、転入手続きから1〜2日で適用開始となります。
Q4. 給食のない日(行事・休校日)の代替はありますか?
給食のない日は保護者による弁当持参となります。弁当代の補助制度はないが、給食のある日は完全無償のため家計への影響は最小限。

こんな家庭に松山市が向いている
ケース1:四国移住を考えている転勤族・テレワーク世帯
空港からのアクセスも良く、大阪や東京への出張も対応しやすい松山市。給食費無償化で子育てコストを抑えながら、豊かな自然環境でゆとりある生活が送れます。
ケース2:地元愛媛にUターンを考えている世帯
愛媛出身者が地元に戻る際、子どもの給食費が無料になることは移住の後押しになります。実家近くに住みながら子育て支援を最大限活用できます。
ケース3:共働きで保育・教育コストを重視する世帯
松山市は保育所の整備も進んでおり、保育料の補助と給食費無償化の相乗効果で、子育て世帯の実質負担が大幅に軽減されます。
関連記事:
長期的な家計シミュレーション
シナリオA:子ども1人(小学校6年間)
- 月額節約:4,500円
- 年間節約:54,000円
- 6年間節約:約32.4万円
シナリオB:子ども1人(小・中9年間)
- 小学校6年:32.4万円節約
- 中学校3年:月4,800円×36ヶ月=17.3万円節約
- 9年間合計:約49.7万円節約
シナリオC:子ども2人
- 年間最大節約:約10.8万円
- 総節約:約97万円
松山市への転入・移住手続きガイド
松山市への移住を考えている方向けに、給食費関連の手続きをまとめる。
転入前の確認事項
- 松山市内の学校区(小学校区・中学校区)を住所から確認する
- 松山市の移住支援制度(移住支援金など)の有無を確認する
- 松山空港・松山自動車道など交通アクセスを確認する
転入当日の手続き
- 市役所に転入届を提出(パスポートや運転免許証等の身分証明書が必要)
- 子どもの就学先について教育委員会に確認する
学校への転入
- 転入届提出後、学校での転入手続きを完了させる
- 翌日から給食費無償化が自動適用
- アレルギー対応が必要な場合は、学校栄養士と面談を設定する
松山市の他の子育て支援との相乗効果
- 子ども医療費助成:18歳まで通院・入院ともに助成。自己負担は通院200円程度。
- 保育所・幼稚園:待機児童解消に向けた整備が進む
- 放課後児童クラブ:共働き世帯向けの学童保育が充実
- 松山市独自の子育て支援アプリ:子育て情報の一元化サービスを提供
給食費無償化と医療費助成を組み合わせることで、松山市の子育て世帯の年間実質負担は全国平均を大幅に下回る。四国最大の都市でありながら、生活コストが比較的低く、豊かな食文化と温泉環境の中で子育てができる点が松山市の強みです。
本記事の情報は2026年4月時点の各自治体公式サイトの情報に基づいています。制度は変更される場合があります。最新情報は各自治体の公式サイトまたは窓口でご確認ください。
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