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調査概要各自治体の公式サイトから2026年4月時点の公開情報を収集・整理
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しかし隣り合う2市でありながら、子育て支援の中身にはかなりの違いがあります。医療費の自己負担は横浜がゼロ、川崎は1回500円。給食費は横浜が2026年度から小学校無償化、川崎は未定。一方で家賃相場は川崎の方が安いエリアが多く、保育園の状況も異なります。
「結局どっちが得なの?」という疑問に、制度データ・家賃・保育園・通勤の4軸で答える。


横浜市と川崎市の子育て支援 比較一覧
まず全体像をご覧ください。主要な子育て関連の項目を一覧にしましました。
ここからは、特に差が大きい項目を掘り下げる。
医療費助成:現時点の差は「通院1回500円」
2026年4月時点で、両市とも医療費助成の対象年齢は中学3年生までで同じ。違いは通院時の自己負担にあります。
横浜市は0歳から中学3年生まで自己負担なし。川崎市は小学4年生から中学3年生まで通院1回につき500円の自己負担がかかる(入院は無料。非課税世帯は通院も無料)。
子どもが小4以上で年間10回通院すると仮定した場合の差額は以下の通り。
横浜市の自己負担は全市共通で0円です。
図表1川崎市の自己負担
川崎市の自己負担
- 5回2,500円
- 10回5,000円
- 20回(アレルギー通院等)10,000円
※ 表の数値をもとに編集部作成。「約」「最大」などの表記は元の表のとおりです。
| 通院回数(年間) | 川崎市の自己負担 | 差額 |
|---|---|---|
| 5回 | 2,500円 | 2,500円 |
| 10回 | 5,000円 | 5,000円 |
| 20回(アレルギー通院等) | 10,000円 | 10,000円 |
小4から中3の6年間で見ると、年10回通院の場合は累計30,000円の差になります。
ただしこの差は長く続かありません。川崎市は2026年9月から500円の自己負担を廃止する方針を発表しています。さらに両市とも18歳(年度末)までの拡大を予定しており、2026年秋以降は条件がほぼ同じになる見込みです。

給食費:小学校6年間で約33万円の差
2026年度から、横浜市は小学校の給食費を実質無償化します。これは横浜市の子育て世帯にとって大きな変化です。
一方、川崎市は給食費の無償化を実施していません。小学校の給食費は月額約4,600円(年間約5万5,000円)を保護者が負担します。
小学生の子どもが2人いる家庭なら、6年間で約66万円の差。3人なら約99万円。
なお、横浜市の無償化は小学校のみ。中学校は現時点で対象外。横浜市の中学校はデリバリー型給食(ハマ弁)の選択制で、利用する場合は費用がかかる。川崎市の中学校は自校調理方式で全生徒に提供されており、こちらも保護者負担があります。

中学校の給食は「質」の違いにも注目
横浜市と川崎市の中学校給食は、制度そのものが異なります。
横浜市はデリバリー型の「ハマ弁」方式を採用しており、利用するかどうかは生徒・保護者の選択に委ねられています。利用率は年々上昇しているが、弁当を持参する家庭も多いです。
川崎市は各学校の調理室で作る自校調理方式。温かい給食が全生徒に提供されるため、保護者が弁当を作る負担がありません。
「給食費がかかるかどうか」だけでなく、「毎朝弁当を作る必要があるかどうか」という観点も、共働き家庭には重要な判断材料になります。
家賃相場:同じ条件なら川崎の方が安いエリアが多い
子育て世帯が選びやすい2LDK〜3LDKの家賃相場を、主要駅周辺で比較します。
※家賃相場は2026年3月時点の不動産ポータルサイト掲載物件に基づく参考値です
※上記は2026年3月時点の不動産ポータルサイトの掲載相場をもとにした目安であり、物件の条件(築年数・駅距離・階数等)によって異なります。
全体的に、川崎市の方が同程度の条件で1〜2万円ほど安いエリアが多いです。ただし武蔵小杉はタワーマンション需要で相場が高く、横浜市内の中堅エリアと同等かそれ以上になります。

保育園の入りやすさ
両市とも2024年4月時点の待機児童数は0人を達成しています。ただし「待機児童0人」は国の定義上の数字であり、第1希望の保育園に入れないケースは依然として存在します。
実際の入園のしやすさは、地域ごとに大きく異なります。横浜市は市域が広く、エリアによって保育園の充足状況に差があります。川崎市は特に武蔵小杉・溝の口など人口急増エリアで競争率が高い傾向があります。
いずれの市でも、0歳4月入園が最も入りやすく、1歳4月入園は競争が激しい。入園を考えている場合は、各市の「保育所等利用待機児童数」の地域別データを確認することをおすすめします。
都心へのアクセス
通勤のしやすさも、住む街を選ぶ上で重要な要素です。
図表2→ 品川駅
→ 品川駅
- 横浜約17分
- 川崎約9分
- 武蔵小杉約12分
- 戸塚約31分
- 溝の口約20分
※ 表の数値をもとに編集部作成。「約」「最大」などの表記は元の表のとおりです。
| 出発駅 | → 品川駅 | → 東京駅 | → 渋谷駅 | → 新宿駅 |
|---|---|---|---|---|
| 横浜 | 約17分 | 約26分 | 約29分 | 約33分 |
| 川崎 | 約9分 | 約18分 | 約22分 | 約24分 |
| 武蔵小杉 | 約12分 | 約19分 | 約13分 | 約20分 |
| 戸塚 | 約31分 | 約40分 | 約38分 | 約42分 |
| 溝の口 | 約20分 | 約30分 | 約17分 | 約25分 |
※JR・東急線の乗換案内による目安所要時間
川崎市は都心に近い分、通勤時間が短いです。特に品川・東京方面への通勤なら川崎駅周辺が圧倒的に有利。一方、横浜市でも日吉や東戸塚など東急線・JR沿線のエリアは都心へのアクセスが良い。
こんな家庭にはこちらがおすすめ
以上のデータを踏まえると、家庭の状況によって「どちらが合うか」が変わる。
横浜市が向いている家庭
- 小学生の子どもがいる、またはこれから小学校に上がる(給食費無償化のメリット大)
- 通院頻度が高い子どもがいる(2026年秋までは自己負担の差がある)
- 郊外の広い家でゆったり暮らしたい(戸塚・港南台エリアは家賃が抑えめ)
川崎市が向いている家庭
- 都心への通勤時間を最短にしたい(川崎駅から品川まで9分)
- 家賃を抑えたい(同条件で横浜より1〜2万円安い傾向)
- 中学校の給食を重視する(自校調理で温かい給食が毎日出る)
- 2026年秋以降に引越しを予定している(医療費の差が解消される)

まとめ
- 医療費の自己負担は横浜がゼロ、川崎は1回500円。ただし2026年9月に川崎も廃止予定
- 給食費は横浜が2026年度から小学校無償化。川崎は未定。小学校6年間で約33万円の差
- 家賃は川崎の方が同条件で月1〜2万円安いエリアが多い
- 都心アクセスは川崎が有利。品川まで9分
- 2026年秋以降は医療費助成の条件がほぼ同じになり、「給食費」と「家賃・通勤」のバランスで判断する局面に
両市の制度をさらに詳しく比較するには、まちくらべの比較機能をご利用ください。
横浜市の支援制度一覧(machikurabe.jp)
川崎市の支援制度一覧(machikurabe.jp)
横浜市と川崎市を比較する(machikurabe.jp)
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出典
- 横浜市「小児医療費助成」city.yokohama.lg.jp
- 横浜市「学校給食費の無償化」city.yokohama.lg.jp
- 川崎市「小児医療費助成」city.kawasaki.jp
- 川崎市「学校給食」city.kawasaki.jp
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本記事の情報は2026年4月時点の各自治体公式サイトの情報に基づいています。制度は変更される場合があります。最新情報は各自治体の公式サイトまたは窓口でご確認ください。
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